就職にあたっての大事な視点！自己管理と自己理解！ 　 近江デジタルキャリア草津駅前オフィス　就労継続支援ブログ

障害者雇用において、精神障害者や発達障害者の雇用の拡大や継続は今後ますます発展していきます。そのうえで、雇用が長期化できない理由としては、安定した雇用ができないというケースが多いようです。仕事を継続する為に必要な事、自己理解をする必要性を考えていきましょう。

【自分の体調の管理と就労の意識】

精神障害、発達障害のある人が、働くうえで課題と感じていることの１つに、体調や気分に波があり、勤務状況が不安定になることがあります。疲労やストレスがたまると、体調不良として現れてしまい、それが勤務に影響を与えてしまうのです。
ここで一例を見てみましょう

 ①仕事の能力は非常に高いが、仕事を休みがちな人

 ②仕事は休まずできるが、スキルなどは平均的な人

皆さんはどちらが優秀だと思いますか？
①の方は素晴らしい能力があります。
しかし、休みがちという事は「長期で休む可能性」「退職してしまう可能性」がマイナスの意識となります。それは雇用先である会社にとっては不利益になります。
②の方は休まず出勤ができます。
スキルが平均的ということは「教えたら伸びるのでは？」「予定していた作業ができる」といった事プラスの意識となります。これが会社にとって利益と言えます。

【体調不良の原因と自己理解】

何かを長く続けようと思っても、途中で具合が悪くなり長く続かないという悩みを持つ方も多いと思います。具合が悪くなってしまうことは周囲の十分なサポートを受けることができていても、十分に起こりえることです。

では、どうするか？

自分の障害特性自分の特徴、困ってしまった事、嬉しかった事、楽しい事、集中できる事などストレスサイン体調を崩すサインは何なのか？
自分で理解できる状態はあるのか？
良い状態の自分良い状態とは自分の中でどの程度なのか？
（10・9・8・7・6・5・4・3・2・1）段階でどこなのか？
悪い状態の自分いまの状態は自分の中でどの程度悪くなっているのか？
（10・9・8・7・6・5・4・3・2・1）段階でどこなのか？
悪くなった場合の対処法仕事中に悪くなった場合どうすればいいのか？（周囲の人の対応は？）
休憩したほうがいいのか？休めば直るのか？帰ったほうがいいのか？
自分を理解する事も重要ですが、それを周囲の人に「伝える・伝えられる」習慣づくりも大切となっています。
自分で自分の状態がわからない事もあるでしょう。
見つけられない場合も家族や医師、支援機関など自分の周囲にいる様々な人に聞くのも良いでしょう。
誰かに相談したり、頼ることは決して恥ずかしいことではありません。
困っているときに「助けて！」ということはとても大事です。
早い段階で原因や対応を考える事は就労する前に是非やっていただきたいです。

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