利用者ブログ「好きなものについて」近江デジタルキャリア草津駅前オフィス 就労継続支援ブログ250630

利用者ブログ「好きなものについて」

私は無類の猫好きです。
家に4匹の猫がいることもあり、文字通り寝ても覚めても猫の事を考えています。
猫の魅力は多岐に渡ります。
モフモフの毛並み、丸々とした瞳、ぷにゅぷにゅの肉球、少し臭いざらざらの舌、愛らしい鳴き声、抜け落ちたヒゲ、ラグに残る足跡…語り出すと止まりませんが、要するに猫という存在自体が魅力的なのです。

 

　　　　　　
私と猫の出会いは30年前の小学3年生の時です。
当時私は所謂「鍵っ子」で、家に帰っても誰もおらず寂しさを感じていました。
ですが、猫が来てからというもの家に帰ると出迎えてくれる存在ができたのです。
「おかえり」と甘えた声で鳴き、擦り寄って来る姿に自分と同じ「寂しい気持ち」を持っているのだと知り、守らなければならない存在なのだと認識しました。

9歳の時に猫に出会いそれから30年、結婚した今でも猫飼い生活は途切れる事無く続いています。
よく人に「なぜそんなに猫を飼うのか」と聞かれます。
私自身もよく分かりませんが、たぶん恩返しなのだと思います。
私を必要としてくれた事、私を愛してくれた事、私に生きる意味をくれた事
その事への感謝を込め、譲渡会に出向き猫を引き取るのだと思います。
大人になった今、守らなければならない存在を守ることが出来るようになったのです。
ただ、守るというのは精神的な面だけではありません。
肉体的、衛生的にも守るにはお金が必要です。
お金が必要ならば働かなければなりません。
働くには体力を付け、規則正しい生活をして、継続力を身につけなければなりません。
好きなものを好きでい続けるというのはとても努力を要するのだと感じています。
そして、猫を好きでいられたからこそ私は夢を持つことが出来ました。
それは不幸な猫を無くしたいという夢です。
野良猫の去勢手術をし、地域猫としてお世話をし、辛い思いをする子を一匹でも減らしたいと考えています。

猫に出会い、猫に救われ、猫に尽くし、猫を愛でまくるという私の猫好き人生は、猫に始まり猫で終わるのだろうと思います。

【今回のブログ記事はODC利用者さんがライティングして下さいました】

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