利用者ブログ「高齢化社会の中で重要なサービスとは」近江デジタルキャリア草津駅前オフィス 就労継続支援ブログ 251106

デイサービスとは？

デイサービスとは「通所介護」とも言い、日帰りで受けることができる介護サービスのことを指します。高齢者が施設に通いながら、自立した日常生活を送れるようにすることが目的となっています。

デイサービスには送迎、健康チェック、機能訓練、入浴、食事、レクリエーション、おやつの時間など様々な内容が含まれています。日常生活の支援のほか、運動を通して身体機能の維持・向上や、他の利用者やスタッフとのコミュニケーションの機会があることで孤立を防ぐことができます。デイサービスに通うことで利用者の体調の変化に気づきやすいですし、家族の負担を減らすこともできます。

対象者
・要介護の認定を受けている65歳以上の方/特定疾病を持っていて、要介護の認定を受けている40歳以上65歳未満の方(介護サービスとして)
・要支援の認定を受けている65歳以上の方/基本チェックリストで対象者と判断された65歳以上の方(介護予防サービスとして)

利用条件
継続した医療行為が必要ないこと、ケアプランにデイサービスの利用があること、自宅がデイサービスの送迎範囲内にあることです。要支援の方や基本チェックリストで対象者と判断された方は、サービス内容は要介護の方とは異なり、将来的な介護度の進行を予防する目的で、指定されている施設で利用できます。

費用
1～3割の自己負担で利用可能(食費や日用品代は全額自己負担)

時間帯
・全日型…朝から夕方まで
・半日型…午前・午後のどちらか
・ナイトデイ…夕方から翌朝まで

デイサービスには一般型(通常規模型/地域密着型など)、認知症対応型、リハビリ特化型、療養型があり様々なサービスを提供しています。

多くのデイサービスで、利用者の男女比が男性約2～3割、女性約7～8割となっています。介護給付費受給者の女性の割合が男性の2倍であることや、男女の寿命の差も影響している可能性があります。デイサービスの中でも男性の利用者を増やす取り組みとして、将棋や麻雀、仕事としての役割を与えるなど、プログラム作りを工夫しているところもあります。

滋賀県湖南地域のデイサービス数は令和7年10月時点の安心介護のサイトによると、草津市52件、守山市35件、栗東市30件、野洲市28件です。湖南地域は人口の増加とともに高齢化も進んでおり、需要が高まることが予想されます。しかし全国的に人材不足、事業所の競争の激化、収益の減少などの課題があります。働きやすい環境づくり、サービスの差別化、ICTや介護ロボットの導入などが対策として挙げられます。

今後の高齢化社会の中で、デイサービスの重要性はさらに高まります。利用者が安全で快適な社会生活を送るためには、行政、地域、利用者とその家族が支え合う仕組みをつくることが必要です。

【今回のブログ記事はODC利用者さんがライティングして下さいました】

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